裏側矯正と表側矯正のそれぞれのメリットとデメリット
こんにちは!
日本橋人形町ジェム矯正歯科の歯科衛生士 作野です🌸
今一番心配なのはコロナウイルスですよね(´;ω;`)
不安な状況が続いており消毒手洗いうがいマスク着用で予防したいところですが、マスクの品切れが目立ちますね💦
はやく落ち着いてくれることを願うばかりです😢
私はハーフリンガル(上顎は裏側矯正、下顎は表側矯正)で先生に矯正治療をしていただき、患者様に自分の体験談をよくお話致しております。
そして先日患者様からこのような質問をいただきました!
「もしまた矯正治療をするとしたら表側矯正にしますか?裏側矯正にしますか?」
当院には後戻りをしてしまった、前回の治療に納得がいっていない等の理由で再治療を希望される方もいらっしゃっており、2度目の矯正治療も珍しいことではありません。
ですが、自分がもしまた治療するということを正直考えたこともなかったので、少し悩みました💦
表側と裏側ではそれぞれメリットとデメリットがあります。
<裏側矯正>
メリット✨
・矯正装置が目立たない
裏側矯正のメリットはこれにつきると思っております!
歯の裏側に矯正装置をつけるので表からはほとんど気づかれることはありません。
矯正終了後の患者様に周囲からの反応を聞くと
「裏側だったのでそもそも矯正していることを気づかれませんでした」
と仰る方が本当に多いです!
芸能人の方で裏側で矯正治療をしている方は多くいらっしゃいます。
マツコ・デラックスさんとか指原莉乃さんとかは公言されていましたね✨
・食事の際に矯正装置に食べ物が挟まっても見えない
矯正装置をつけて食事をすると必ずと言っていいほど装置の間に食べ物が挟まります。
すぐ歯磨きできる環境や一人の時は気にならないですが、外食時や友人といる時等に結構気になるものです。
ですが、裏側に装置がついていると挟まっているのが見えません!歯の裏側なので!!笑
これもメリットとして大きいと思います。
デメリット⚡
・話しづらくなる
サ行タ行ナ行ラ行等の発音が難しくなります。
私自身これは苦戦しました💦
下っ足らずのような話し方になり思うように喋れなくなります。
ただ1カ月もすると慣れてきて、しばらくすると普通に話せるようになります!
当院でアンケートを取っているのですが、みなさん平均して約2か月で慣れたという結果がでました!
・舌に違和感がある
舌に装置があたりこすれることで、違和感があり、痛みを伴う場合もあります。
また、舌に口内炎ができることもあります。
しかしこの違和感も次第に慣れていき、痛みもなくなっていく方がほとんどです。
・歯磨きが難しくなる
歯の裏側に装置が付くので装置が見えません。
矯正治療は、表に装置についていても歯磨きが難しいのですが、裏側の歯磨きの難易度はかなり高くなります。
なので汚れを確認できず歯磨きが難しくなり、歯の裏側の歯肉が腫れてしまう方が多くいらっしゃいます。
・表側より費用が高い
歯の裏側は凸凹しており、人によって形態が様々です。
そのため裏側矯正はオーダーメイドで装置を発注します。
また見えない裏側からの処置になりますので高度な技術が必要となり、調整量が高くなります。
<表側矯正>
メリット✨
・話しづらさや舌の違和感がない
歯の表に装置がつき舌に装置が触れることがないので、話しづらさや舌の違和感はほとんどありません。
・裏側に比べると歯磨きがしやすい
装置や汚れがしっかりと目視できるので、歯磨きで汚れを落とせたかの確認ができます。
・費用を抑えられる
表側の装置はオーダーメイドではなく複雑な装置ではないので、裏側矯正に比べると安く矯正治療が行えます。
デメリット⚡
・装置が目立つ
歯の表に装置がつくため、装置が目立ちます。
しかし、銀色の装置だけでなく白い装置や透明の装置などの目立ちにくい装置も多くあります。
・食事の際に食べ物が挟まっているのが見える
矯正治療中は食事をすると装置と装置の間やワイヤー下に食べ物が挟まりやすくなります。
装置が表につくため挟まっている状態が見えてしまいます。
・唇の突出感、唇に違和感がある
歯の表に装置がつくことで唇が出ていると感じる場合があります。
また唇に装置がこすれる違和感がありますが、次第に慣れていくことがほとんどです。
裏側は目立たないという最大のメリットの他は苦労する点が多く、表側は目立つというデメリットの他はよい点が多いということになります。
自分自身の中での優先順位で考えていくことがベストかと思います!!
私は矯正治療中も装置や食べ物が挟まっていることを気にせず躊躇うことなく笑いたいなと思うので、もう一度やるならやはり裏側を選択するかなと考えました。
違和感や喋りづらさは慣れていき時間が解決してくれますが、食事をなくすことはできません。
今までお口になかったものが歯につくわけですから、違和感や話しづらさは多かれ少なかれ、表も裏もあります。
ですので、いかに装置とうまく付き合っていくかが、矯正治療中のポイントかと思います(^▽^)