裏側矯正と表側矯正のそれぞれのメリットとデメリット 

投稿日:2020.4.9 | カテゴリー:スタッフ日記

こんにちは!
日本橋人形町ジェム矯正歯科の歯科衛生士 作野です🌸

 

今一番心配なのはコロナウイルスですよね(´;ω;`)
不安な状況が続いており消毒手洗いうがいマスク着用で予防したいところですが、マスクの品切れが目立ちますね💦
はやく落ち着いてくれることを願うばかりです😢

 

 

私はハーフリンガル(上顎は裏側矯正、下顎は表側矯正)で先生に矯正治療をしていただき、患者様に自分の体験談をよくお話致しております。

 

そして先日患者様からこのような質問をいただきました!

「もしまた矯正治療をするとしたら表側矯正にしますか?裏側矯正にしますか?」

 

当院には後戻りをしてしまった、前回の治療に納得がいっていない等の理由で再治療を希望される方もいらっしゃっており、2度目の矯正治療も珍しいことではありません。

ですが、自分がもしまた治療するということを正直考えたこともなかったので、少し悩みました💦

 

表側と裏側ではそれぞれメリットとデメリットがあります。

 

 

<裏側矯正>

メリット✨

 

・矯正装置が目立たない
裏側矯正のメリットはこれにつきると思っております!
歯の裏側に矯正装置をつけるので表からはほとんど気づかれることはありません。

矯正終了後の患者様に周囲からの反応を聞くと
「裏側だったのでそもそも矯正していることを気づかれませんでした」
と仰る方が本当に多いです!

芸能人の方で裏側で矯正治療をしている方は多くいらっしゃいます。
マツコ・デラックスさんとか指原莉乃さんとかは公言されていましたね✨

 

・食事の際に矯正装置に食べ物が挟まっても見えない
矯正装置をつけて食事をすると必ずと言っていいほど装置の間に食べ物が挟まります。
すぐ歯磨きできる環境や一人の時は気にならないですが、外食時や友人といる時等に結構気になるものです。
ですが、裏側に装置がついていると挟まっているのが見えません!歯の裏側なので!!笑
これもメリットとして大きいと思います。

 

デメリット⚡

 

・話しづらくなる
サ行タ行ナ行ラ行等の発音が難しくなります。
私自身これは苦戦しました💦
下っ足らずのような話し方になり思うように喋れなくなります。

ただ1カ月もすると慣れてきて、しばらくすると普通に話せるようになります!
当院でアンケートを取っているのですが、みなさん平均して約2か月で慣れたという結果がでました!

 

・舌に違和感がある
舌に装置があたりこすれることで、違和感があり、痛みを伴う場合もあります。
また、舌に口内炎ができることもあります。

しかしこの違和感も次第に慣れていき、痛みもなくなっていく方がほとんどです。

 

・歯磨きが難しくなる
歯の裏側に装置が付くので装置が見えません。
矯正治療は、表に装置についていても歯磨きが難しいのですが、裏側の歯磨きの難易度はかなり高くなります。
なので汚れを確認できず歯磨きが難しくなり、歯の裏側の歯肉が腫れてしまう方が多くいらっしゃいます。

 

・表側より費用が高い
歯の裏側は凸凹しており、人によって形態が様々です。
そのため裏側矯正はオーダーメイドで装置を発注します。
また見えない裏側からの処置になりますので高度な技術が必要となり、調整量が高くなります。

 

 

 

<表側矯正>

メリット✨

 

・話しづらさや舌の違和感がない
歯の表に装置がつき舌に装置が触れることがないので、話しづらさや舌の違和感はほとんどありません。

 

・裏側に比べると歯磨きがしやすい
装置や汚れがしっかりと目視できるので、歯磨きで汚れを落とせたかの確認ができます。

 

・費用を抑えられる
表側の装置はオーダーメイドではなく複雑な装置ではないので、裏側矯正に比べると安く矯正治療が行えます。

 

デメリット⚡

 

・装置が目立つ
歯の表に装置がつくため、装置が目立ちます。
しかし、銀色の装置だけでなく白い装置や透明の装置などの目立ちにくい装置も多くあります。

 

・食事の際に食べ物が挟まっているのが見える
矯正治療中は食事をすると装置と装置の間やワイヤー下に食べ物が挟まりやすくなります。
装置が表につくため挟まっている状態が見えてしまいます。

 

・唇の突出感、唇に違和感がある
歯の表に装置がつくことで唇が出ていると感じる場合があります。
また唇に装置がこすれる違和感がありますが、次第に慣れていくことがほとんどです。

 

 

裏側は目立たないという最大のメリットの他は苦労する点が多く、表側は目立つというデメリットの他はよい点が多いということになります。

自分自身の中での優先順位で考えていくことがベストかと思います!!

 

 

私は矯正治療中も装置や食べ物が挟まっていることを気にせず躊躇うことなく笑いたいなと思うので、もう一度やるならやはり裏側を選択するかなと考えました。

違和感や喋りづらさは慣れていき時間が解決してくれますが、食事をなくすことはできません。

 

 

今までお口になかったものが歯につくわけですから、違和感や話しづらさは多かれ少なかれ、表も裏もあります。

ですので、いかに装置とうまく付き合っていくかが、矯正治療中のポイントかと思います(^▽^)

 

スポーツと歯 

投稿日:2020.1.23 | カテゴリー:スタッフ日記

 

こんにちは!ジェム矯正歯科 歯科衛生士の菊地です😃

あけましておめでとうございます🎍本年もよろしくお願いいたします!

 

今年は暖冬で例年よりは寒さが和らいでいますが、インフルエンザは変わらず流行していますので
手洗いうがいを徹底して、水分をたくさん摂りましょう😊

 

 

今年はいよいよ東京オリンピックが開催されますね!
自国開催されることはなかなか貴重かと思いますので、はりきって応援したいですね✨

 

スポーツと歯、、関係ないようで意外と密接な関係があるんです!
昨年話題となったラグビーワールドカップでも選手の方たちがマウスガードをつけているのを目にした方も多いかとおもいます(*^▽^*)

 

歯を噛み締めることで、筋力が4~6%程度アップすると言われています。
一見少ないように思えますが、トップアスリートともなると1%上げることも大変です。
例えばラグビーの五郎丸選手。あの独特のポーズを取ってからボールを蹴っていますよね。
蹴るや走るなどの動的な動きに移る前に、構えるという静的な動きを取るのですが、その時にキチンと歯を噛み締めていると、姿勢が安定するのです。
体の重心が狂ってしまうと運動能力に影響があるため、姿勢を整えることはとても重要です。
サッカー選手が試合中にガムが噛んでいるのもこういった意味があるそうです!

 

噛みしめることで歯が咬耗してきてしまうため、マウスピースで歯を保護することも大切です。
スポーツ歯学では、マウスピースを使用することによって、脳震盪が起きるのが軽減されると言われています。
ボクシングなどでは、横から殴られると脳震盪を起こしやすく、これはヘルメットを被っていても防ぐことはできません。
でもマウスピースを噛むと咬筋という首の筋肉に力が入って固くなり、首が安定します。

 

このようにしっかりとした噛み合わせを得ることで運動機能が活発になります。
またマウスピース(マウスガード)を使用することで、けがや脳震盪の予防だけでなく、食いしばりの緩衝の効果が期待できます😃

 

メスマウス 薬物と歯 

投稿日:2019.11.21 | カテゴリー:スタッフ日記

 

 

こんにちは!ジェム矯正歯科 歯科衛生士の菊地です(*^_^*)❁

今年も残すところあと一か月ですね😲
この前まで夏だったな~と思えばあっという間すぎて驚きます💦

 

 

今年は芸能人の薬物のニュースが多かったように感じます。。

薬物=危険・怖い等いろんなイメージがあるかと思います。

薬物は一度使用したらやめられなくなったり、うつ状態になるなど様々な悪影響を及ぼしますが、
体だけでなく口腔内にも大きな悪影響を及ぼします。

薬物を乱用している人の口腔内の症状を『メスマウス』と言います。

 

覚醒剤は歯を溶かす強い酸性でできています。
この酸性の不純物が、歯肉や歯の表面を腐食し、炎症を起こします。

また覚醒剤の薬理作用による唾液分泌抑制現象と口渇(口腔内乾燥)のため、歯周保護作用が失われます。

唾液には口腔内を酸性から中性にする緩衝作用やプラーク等を洗い流す自浄作用があり、口腔内を守る役割を担っています。

他にも唾液には様々なパワーがありますが、これについては作野さんが以前に取り上げていますのでコチラへ!

 

薬物乱用者は食欲がなくなりますが不意に甘いものが欲しくなったりします。
そして甘いものが余計においしく感じることが多く、喉が乾きやすいため、コーラなど甘い飲料をガブ飲みする傾向があります。
こうした糖分の多い炭酸飲料も虫歯の原因となります。

抑うつ状態から生活も乱れ、歯磨きをする習慣がなくなり、口腔は不衛生な状態が続きます。

また薬物がきれてきて禁断症状を起こすと強い歯ぎしりを起こします。
これはとても強い力がかかるため歯の摩耗、亀裂を誘発します。よって噛み合わせが崩壊してしまいます。

こうした負の連鎖から歯がボロボロになってしまうのです😱

身も心も壊してしまう薬物です。興味本位でも絶対にいけません。

 

薬物 ダメゼッタイ🙅!!

 

 

防災グッズに口腔ケア用品を忘れずに 

投稿日:2019.10.30 | カテゴリー:スタッフ日記

こんにちは!
日本橋人形町ジェム矯正歯科の歯科衛生士 作野です(*^-^*)

 

ここ最近台風や大雨で各地で大きな被害がありましたね。
テレビ等で被災の映像を見るたびにつらい気持ちになります。
自然災害は本当に恐ろしいですね。

防災グッズを用意されている方も多いかと思います。

水や食料、懐中電灯など避難時に備えておきたいものがあるなかで見落としがちなのが口腔ケアグッズです。

お口の状態は、身体の健康に大きく影響します。

避難所等で歯磨きができないと菌が増え続けむし歯の原因となったり、菌が直接肺に入ることで肺炎を引き起こす可能性もあります。

また口腔内のケアはインフルエンザ予防にもつながりますので、災害時の歯磨きはとても大切なのです。

・歯ブラシ
・歯磨き粉
は最低限準備しておきましょう。

・うがい用コップ
もあればよりいいと思います。

そして、水不足の際に役に立つのが、
・液体歯磨き粉や洗口剤
・歯磨きシート
です。

液体歯磨き粉や洗口剤には殺菌効果があり、お口のなかにいきわたらせることで菌を減らす効果があります。
使用後にお口をすすぐ必要がないため水は必要ありません。

歯磨きシートは指に巻き付けて直接歯をこすることで汚れを落とすことができるので、こちらもお水を使うことなく使用できます。
過去のブログで紹介していますので参考に(http://uragawakyousei.info/blog/staff/2631.html

 

矯正治療中のかたは、
・ワックス
を準備しておくことをオススメします。

口内炎ができた時だけでなく、装置が外れてしまったときに一時的に押さえる応急処置にも使うことができます。

リテーナーや取り外し式の装置をお使いの方は
・ケース
の準備をしておきましょう。

 

備えあれば患いなしです。

災害時のお口と身体の健康と予防につながりますので、防災グッズに口腔ケア用品も忘れずにお願いします。

歯の生え変わり

投稿日:2019.9.26 | カテゴリー:スタッフ日記

 

 

こんにちは!ジェム矯正歯科 歯科衛生士の菊地です(*^_^*)✨

 

小学生の患者様のクリーニングをしていると、よくグラグラしている歯を目にすることがあるので
自分もこんな時期があったな~と懐かしく感じます!

グラグラして違和感があって早く抜けて欲しいけど、無理に引っ張るのは怖い、、

 

 

歯の生え変わりは5歳半くらいになるとまず下の前歯が生え変わり、続いて上の前歯が生え変わります。
人によって個人差があるため前後しますが、生え変わりではない歯で、6歳臼歯と言われる第一大臼歯も乳歯の奥に生え始めます。

永久歯のなかで一番溝も深く、形も立派で一番大きく、かみ砕く力も最大といわれています。
また、かみ合わせの中心となり、歯ならびの基礎となる重要な歯です。

 

上下4本の前歯が生え変わったあと、犬歯とその奥の小臼歯が生え変わります。
順番は、上の歯は小臼歯→犬歯、下の歯は犬歯→小臼歯となることが多いです。
上の歯では、犬歯があとから生えるときに十分なスペースがないと八重歯になることがあるなど、生える順番と歯並びは密接に関係しています。

 

そして一番最後に12歳臼歯と言われる一番奥の第二大臼歯が生えてきて、親知らずを除いて全ての永久歯が揃います。
たまに中学生の患者様から親知らずが生えてきましたとお聞きするのですが、これは親知らずではなく第二大臼歯です😊

 

親知らずは早くても18歳頃に生えてくるのが一般的です。

 

歯の生え変わりといっても個人差があるので徐々にグラグラの程度が大きくなって自然に抜けるのを待ちましょう。
生え変わりが遅れて心配される方もいらっしゃるかと思いますが基本的には心配ないかと思います。
わたし自身も12歳臼歯が生えてきたのは中学3年生か高校1年生くらいととても遅かったです(;^ω^)

 

しかし乳歯の下ではなく少し離れて永久歯が生えてきた場合などは何らかの原因でうまく生え変わらないこともあります。
こういった場合は歯科医院で相談してみましょう!!