トンネルむし歯

投稿日:2020.9.24 | カテゴリー:スタッフ日記

こんにちは!
ジェム矯正歯科の歯科衛生士 作野です🐶

 

最近急に涼しくなり、聞こえてくる虫の声がセミから鈴虫にかわってすっかり秋めいてきましたね!

夏がおわりさみしい気持ちでいっぱいです(´;ω;`)

 

みなさんは歯に突然穴があき、大きなむし歯になっていた。
このような経験をされたことがあるかたはいらっしゃいますか?

これはおそらくトンネルむし歯によるものです。

 

歯と歯はくっついて並んでおり、この間には歯ブラシの毛先が入りづらく清掃不良となり、むし歯になりやすい場所です。

トンネルむし歯はこの歯と歯の間をスタート地点とし、どんどんトンネルを掘るように歯の中を掘り進めていきます。

歯と歯が接触している部分が入り口となっているため見た目ではわかりにくく、むし歯があることに気が付かずそのまま進行していき、ある日突然トンネルの天井が崩れ大きなむし歯が出来てしまっていることに気付くのです。

 

歯と歯の間がむし歯になりやすい場所の一つですが、トンネルむし歯は検診の際の目視によるチェックでは、見逃されてしまうこともあります。

むし歯の穴が歯と歯の間の接触部分にあるため、目で見ても発見できないためです。

歯の色が変わっていれば発見できますが、トンネルむし歯は内部で進行しており、トンネル上部の壁は厚いため、歯の色は健康な歯と変わりません。

さらに、進行が進んでも自覚症状が薄いため、発見しづらいむし歯なのです。

レントゲンを撮ればトンネルむし歯は発見できます。定期的に歯科医院での検診をうけ、レントゲンを撮ってもらうことをオススメします。

 

トンネルむし歯を作らないためには、歯と歯の間をきちんと磨くことです!!

歯と歯の間は食べ物が挟まりやすく、その状態が長く続くとトンネルむし歯の原因となってしまいます。

歯と歯の間には歯ブラシは入りづらいので、デンタルフロスを使い歯と歯の間もしっかりと磨きましょう!!!

 

レントゲンと放射線量

投稿日:2020.8.25 | カテゴリー:スタッフ日記

 

こんにちは!ジェム矯正歯科 歯科衛生士の菊地です(^^)☀

大好きな夏真っ最中ですが、今年は花火大会やお祭り等中止が相次いでおり、

なかなか思うような夏が過ごせていません😭

小学生の患者様も学校でのプールがなしになっているそうで残念そうな子が多々(>_<)

来年は活気あふれる夏が戻ってくることを願うばかりです!!

 

 

本日はよく使われるレントゲンについてお話します。

どなたも一度はレントゲン撮影をされたことがあるのではないでしょうか?

矯正歯科でも患者様の治療を進めるうえでレントゲン撮影は必須です!

 

X線は物質を透過する性質を持っています。 その透過度は物質によって違うのですが、

口の中の場合、歯や骨、金属の被せ物などは、透過度が低く白く映ります。

炎症などを起こしているとその部分も透過度が低いので、灰色がかって見えます。

歯石が大量に付いているとそれもわかります。

これらの性質を利用して、むし歯の発見や状態、歯周病の進行具合、神経の状態、

膿が溜まっていないか、根の治療の判断、痛みや腫れの原因を探る、埋まっている親知らずなどの状態など

多くのことを調べたり、確認したりすることができるのです。

肉眼では見えない部分のことがわかることも多いので、

その意味では歯科医療には欠かせないものといっても過言ではありません✨

 

 

歯科で使用されるものは、

・オルソパントモ
・頭部X線規格写真(セファログラム)
・口内法(デンタル)
・歯科用CT

に分けられます。

 

Sv(シーベルト)とは人体に与える放射線の影響の単位です。
人々は生活をしている中で、自然放射線に被ばくしています。

この自然放射線を一年間に一人当たりが受ける放射線量は世界平均2.4mSv(ミリシーベルト)と言われています。

人体へ放射線を受けて99%が死亡するとされる致死量は6~7Sv(シーベルト)の放射線量になります。
この単位のSv(シーベルト)は、mSv(ミリシーベルト)の1000倍の線量です。

 

 

歯科治療時に撮影されるCTの場合、1枚あたり 0.1mSv(ミリシーベルト)、
お口全体が撮影できるオルソパントモ(大きいパノラマ写真)であればで1枚あたり0.03mSv、
口内法で撮影する小さいデンタル写真であれば0.01mSvになります。

 

オルソパントモや口内法であれば一年間の限度とされる値の10~100分の1の値であり、
一年間に受ける自然放射線量よりもかなり少ない値ということになります。

またレントゲン撮影時には、必ず鉛の入った重たいエプロンを着用するためより少ない被ばく量になります。

 

以上から、歯科医院で撮影されるレントゲン写真の安全性は高いと言えます😊

口腔ケアを行いコロナの感染と重症化を予防

投稿日:2020.7.30 | カテゴリー:スタッフ日記

こんにちは!
ジェム矯正歯科の歯科衛生士 作野です🌻

 

7月ももうすぐ終わるというのに梅雨明けがまだ発表されませんね💦
ジメジメ湿気のこの時期が苦手で夏が大好きなわたしにとって、
梅雨が長引くのは本当につらいです(;^_^A

 

 

コロナのニュースが日々流れており感染者数も多く心配な状態が続いていますね。

 

コロナ対策には口腔ケアがとても大切であり、
歯周病だとコロナに感染しやすいというのはご存知でしょうか?

 

成人の約8割がかかっているといわれる歯周病ですが、
歯周病の方はコロナウイルスに感染するリスクが高くなるそうです。

 

コロナウイルスは、飛沫感染や接触感染、最近では空気感染でもうつると言われています。

感染者の飛沫と一緒にコロナウイルスが放出され、
そのウイルスを口や鼻などから吸い込むことで感染します。

 

また、ウイルスが手に付着し、その手で口や鼻を触るなどすると、粘膜から感染する可能性があります。

 

しかし、ウイルスが口の中に入ってきたからといって、誰もが感染するわけではありません。

 

ウイルスは喉にある特定の場所から侵入するのですが、ここは通常、糖タンパクにより守られています。

 

口の中に歯周病菌が増えると、歯周病菌が作り出すタンパク質分解酵素のプロテアーゼが増え、
このプロテアーゼが口の中の粘膜を破壊してしまいます。

 

口の中の粘膜は、ウイルスが体内に入る前の最初の防御壁になるため、
プロテアーゼで粘膜が破壊されてしまうと、ウイルスが容易に吸着し体内へ侵入しやすくなってしまうのです。

 

つまり、口の中に歯周病菌が増えて、プロテアーゼが粘膜を破壊してしまうと、
少量のウイルスでも感染してしまう可能性が高くなってしまうわけです。

 

また、プロテアーゼを肺に誤嚥してしまうと、肺の肺胞と呼ばれる組織が破壊されてしまい、肺炎になるリスクが高くなるため、
さらにコロナウイルスに感染するリスクが高くなってしまうのです。

 

コロナウイルスに感染しても、軽症や無症状で済む方が多いなか、糖尿病などの持病がある方が重症化する傾向があり、
歯周病の方は、コロナウイルスが重症化するリスクが高くなります。

 

コロナウイルスに感染すると肺の免疫力が低下し、ウイルス性の肺炎を起こします。

 

すると、ウイルス性肺炎により、肺の肺胞がダメージを受けます。

 

この状況になると通常は無害の細菌でも、ダメージを受けた肺胞が感染して、細菌性肺炎を起こしやすい状態になります。

 

そして口の中の歯周病菌やむし歯菌などの細菌が肺に入ると、コロナウイルスによる肺炎に加え、
口の中の細菌による肺炎を起こしてしまいます。

 

つまり、コロナウイルスによるウイルス性肺炎、そして歯周病菌やむし歯菌などによる細菌性肺炎が同時に起こり、
全身にウイルスが撒き散らされ、肺炎が重症化してしまうのです。

 

そのため、口の中を歯周病やむし歯などがない健康な状態に保つ事は、
コロナウイルスの感染を防ぐだけでなく感染した場合でも、重症化を抑えられる可能性が高くなるのです。

 

矯正治療中は通常時よりも口腔内の細菌が多くなっています。

今まで以上に歯磨きを丁寧に行い歯周病やむし歯を防ぎ、コロナ対策を行いましょう!

虫歯のセルフチェック

投稿日:2020.6.1 | カテゴリー:スタッフ日記

こんにちは!ジェム矯正歯科 歯科衛生士の菊地です😊🌼

東京でも緊急事態宣言が解除され、新しい生活様式として元通りにはいかずとも行動の制限が少しずつ解かれ始めてきました。外食が恋しい今日この頃です😭

 

当院でも手洗い、手指消毒、常時換気、空気清浄機の使用等ウイルス対策を行っておりますが、

引き続き気を抜かず対策していきたいと思います。

 

 

自粛期間で歯科医院へ行くのを自粛していた方も多いかと思います。

定期的な検診やクリーニングで虫歯、歯周病を防ぐことが大切ですが、毎日のセルフケアも大切です✨

 

 

常日頃から自身の歯の状態をよく観察してみましょう!

 

まず歯の表面にプラーク(歯垢)が付着してないかよく見てください。

歯と歯茎の境目にネバネバと溜まっている白いものがプラークです。これを取り除かずに放っておくと虫歯の原因となります。

歯もプラークと同じく白いので一見わかりづらいですが、よく鏡で観察してみると歯と歯茎の境目に見られます。
これは発見の前の予防ですが、丁寧なブラッシングで取り除きましょう!

 

次に虫歯の初期状態です。初期むし歯では歯の表面が白く濁って光沢を失っていることがよくあります。

 

この状態のことを「脱灰(だっかい)」といいます。脱灰したからとすぐに虫歯になるのではなく、

脱灰⇔再石灰化が繰り返し起きます。

 

唾液には、溶け出したカルシウムイオンやリン酸イオンを、再び歯に戻して結晶化し、修復する働きがあるためです。
これを「再石灰化」といいます。 脱灰の量が少ない初期ムシ歯では、再石灰化によって治すことができる場合もあります。

 

しかし、再石灰化されず脱灰の状態を放置しておくと、徐々に初期の虫歯へと変化していきます😓

またその状態からさらに進むと白色から、茶色や黒褐色に変化していきます。

この状態になると治療をしなければ治りませんのでなるべく進行する前に歯科医院を受診しましょう。

 

次に歯と歯の間です。デンタルフロスを使ったときに、フロスが切れたり、ほつれがでたりするようなところがあれば要注意です。
これはむし歯になると、歯が削れてザラつきはじめるためで、早めに診察を受けましょう。
他にも繊維質の食物を食べると歯と歯との間に詰まる、冷たいもの、熱いものが歯にしみる、といった状態になったら、虫歯を疑いましょう。

 

 

自分自身のセルフチェックと、歯科医院での定期健診で健康な口腔内を保ちましょうね(*^▽^*)💛

 

 

タイ歯磨き粉 DENTISTEデンティス

投稿日:2020.5.11 | カテゴリー:スタッフ日記

 

こんにちは!ジェム矯正歯科 歯科衛生士の菊地です😊

新型コロナウイルスが流行していますが、皆様いかがお過ごしでしょうか?

 

 

 

もう半年程前になるでしょうか、タイへ旅行に行ってきました!

またまた現地で歯磨き粉を購入しましたのでそちらのご紹介をしていきます!

アメリカ①、台湾、アメリカ②と歯磨き粉のご紹介シリーズも回数を重ねてきましたね(笑)

 

 

タイで購入した歯ブラシは『Dentiste’(デンティス)』という歯磨き粉です✨

 

 

アットコスメ大賞も受賞している歯磨き粉で日本でも購入できるのですが、

日本で購入すると1000円以上する高価な歯磨き粉なのです。(100g入り)

しかしタイが原産の歯磨き粉なので現地で購入すると半額の約500円ほどで購入できます!

とってもお得ですよね(*^^*)♪

※写真のものは小さい持ち歩きサイズです。

 

 

 

寝起きでも口が臭わない!と謳っている商品です。

9種類の天然成分が入っており、睡眠中に活動するバクテリアの繁殖を抑制し、イヤな口臭を防ぎます。

また、歯のエナメル質やデリケートな歯茎をやさしく守りながら、白く健康な歯と歯茎を育ててくれる。という効果もあるそう。

 

 

ペーストは白寄りの緑色をしており、さっぱり爽快感の得られるミント味です🌱

 

 

刺激的な辛さもないので万人受けするのではないかと思いました。

通常より少し固めのペーストで泡立ちも激しくないためしっかりと磨くことができそうです。

磨いた後はすっきりとした爽快感があります😊

ただスースーとするような爽快感を得たい方には物足りないと感じてしまうかも!?

朝まで完全に口臭を除去!というのは難しいと思いますが、朝のお口の中の嫌な感じが

だいぶ減ったように思いました✨

 

日本で購入すると少しお高めにはなるので手が出にくいと感じる方もいるかもしれませんが、

参考になれば幸いです(^^)/

 

 

早くコロナウイルスが終息して海外旅行にも行ける平和な世の中が戻ってきてくれることを願うばかりです。

皆様も手洗いうがい、消毒をしっかり行い自分の身は自分で守っていきましょう!