歯周病チェック 歯肉をよく観察しましょう

投稿日:2019.8.29 | カテゴリー:スタッフ日記

こんにちは!
日本橋人形町ジェム矯正歯科の歯科衛生士 作野です(^▽^)/!!

 

 

先日電車に乗っていると周囲からいや~な臭いが、、、😨

これはと思い臭いがする方を見てみると、歯周病で歯肉がぶよぶよの方が会話をしていました。。。

職業柄、他人の口元や歯並び、口臭に敏感になりがちで、特に歯周病の臭いというのは独特ですぐわかります。

今すぐ歯医者に行くことを勧めたい気持ちになりましたが、さすがに見ず知らずの人にそんなことは言えず、、、( ノД`)

 

歯周病とむし歯は全く別の原因菌です。
むし歯が全くなく歯が丈夫だと思っていても、歯周病になることは十分にあるのです。

 

歯周病はよほど症状が進行しない限り、痛みや不快感などは感じません。

ですので、気が付いた時には歯周病が進行してしまっていたということが起きてしまいます。

歯周病の初期症状を見つける為には、歯磨きの時などに自分で歯や歯肉を観察するしかありません。
自分の歯や歯肉の状態には気をつけるように習慣づけることが大切です。

歯周病の初期を歯肉炎といいます。
この段階でまず現れる症状は、歯肉の色の変化歯肉の形です。

 

歯に近い部分の歯肉をよく見てください。

健康な歯肉はきれいなピンク色をしていますが、歯肉炎になるとやや紫がかった赤になります。
そして、赤いだけではなく少し腫れてくるのです。

 

とくに歯と歯の間の歯肉を観察してください。

健康な歯肉は引き締まりとんがった三角形をしていますが、歯肉炎の歯肉は丸みをおびてきます。
指で押してみて、ぶよぶよとやわらかい感じがしたら危険信号です。

 

また、リンゴなどの硬い物をかじって血が出たり、歯磨きをしていて血が出るということはありませんか?
こういうものだと思っている人も多いようですが、健康な歯肉ではこのようなことは起こりません。

 

初期の歯周病であれば、歯磨きを丁寧に行い歯肉と歯の間もよく磨くことで、治すことが出来ます。
少しでも歯肉の変化を感じたら歯科医院に受診することをおすすめします。

歯周病は最悪の場合、歯が抜けてしまう恐ろしい病気です。

日頃からよく歯や歯肉を観察するようにしましょう。

 

 

ソフトドリンクケトーシス 

投稿日:2019.7.30 | カテゴリー:スタッフ日記

 

こんにちは🐻

ジェム矯正歯科 歯科衛生士の菊地です!

 

 

今年は梅雨が明けるまで時間がかかりましたね(>_<)

待ちに待った夏がやっっと訪れて嬉しい限りです☀

 

 

夏といえば恐いのが熱中症ですよね💦

熱中症対策のためにも大切なの水分補給です。

しかし、、

注意してもらいたいのがペットボトル症候群です!正式には「ソフトドリンクケトーシス」と呼ばれます。

糖を多く含む清涼飲料水(ソフトドリンク)を大量に飲むことで高血糖になり、そのために喉が渇いてまた清涼飲料水を飲むという行為を繰り返し、著しい高血糖となって全身の倦怠感や腹痛、嘔吐などを引き起こします😲

 

実際に清涼飲料水を水代わりのように、1日に2〜3リットル飲む生活をしていた高校生が意識障害で病院に運ばれたケースも報告されているようです。

 

 

このように思って入りよりも遥かに多くジュースには糖分が含まれています(>_<)

 

糖質の過剰摂取が習慣となった人が高血糖の状態になると、のどが渇くためより多くの水分を摂取しようとします。糖質が含まれない水やお茶ではなく清涼飲料水を飲んだ場合、さらに多尿となり、のどが渇くという悪循環に陥ってしまうということが起こるのです。

 

 

ジュースでの糖分の過剰摂取はペットボトル症候群だけでなく、虫歯も誘発させます💦

 

ジュースは量や飲む時間を決めて程々にし、お水やお茶で水分補給をするのがベストです!

 

 

 

 

 

 

メタボと歯周病 

投稿日:2019.6.25 | カテゴリー:スタッフ日記

こんにちは!
日本橋人形町ジェム矯正歯科の歯科衛生士 作野です(^O^)!!

梅雨の真っ最中。
昨晩は寝苦しく汗をかなりかいていました(^^;)
クーラーをつけるほどの暑さではないですが、ジメジメ湿気は我慢できませんね💦

 

「メタボ」という言葉を聞くとドキッとする方も多いのではないでしょうか?
私もその一人です(笑)

そもそもメタボ、メタボリックシンドロームとは何かご存知でしょうか?

ただ太っているだけではメタボリックシンドロームとは呼びません。

脂肪細胞はアディポネクチンなどの善玉因子と、TNF-αやIL-6などという悪玉因子を分泌します。

内臓肥満になると、内臓の脂肪細胞から悪玉因子がたくさんでてきてしまい、インスリン抵抗性につながり高血糖をもたらします。

さらに脂質異常症、高血圧にもつながり、動脈硬化という血管の老化を起こしやすくします。

結果として、心筋梗塞や脳梗塞などの動脈硬化性疾患の発症率が高くなり、この状態をメタボリックシンドロームと言います。

近年、日本人にも肥満の人が増えてきていますが、車社会やデスクワークが中心で運動不足となり、栄養が豊富な現代において、メタボの人が増えていることが問題となっています。

 

日本におけるメタボの診断には、ウエストのサイズが必須条件で、それに加えて、
血圧・血糖・血清脂質のうち2つ以上が基準値を超えていることが条件となっています。

●ウエスト周囲径  男性 ≥ 85cm 女性 ≥ 90cm

以下3項目のうち2項目以上

●高トリグリセリド血症  ≥ 150mg/dL
 かつ/または
 低HDLコレステロール血症 < 40mg/dL

●収縮期(最大)血圧  ≥ 130mmHg
 かつ/または
 拡張期(最小)血圧  ≥ 85mmHg

●空腹時高血糖  ≥ 110mg/dL

 

そんなメタボと歯科、一見関係なさそうですが、実は歯周病と関連があるのです。

米国のメタボの5つの診断基準(ウエスト・中性脂肪・HDLコレステロール・血圧・空腹時血糖値)のうち
4つ以上の項目に当てはまる人は全く当てはまらない人と比べて歯周病のリスクが6.6倍に上昇していることがわかりました。

歯周病の原因菌である「グラム陰性菌」は周囲がリポ多糖で構成されています。
慢性的にリポ多糖の血中濃度が高くなると肝臓や脂肪組織に脂肪が付きやすくなり、インスリン抵抗性が上昇してしまうのです。

メタボの人は歯周病になりやすいということです。

またその逆、歯周病の人もメタボになりやすく悪化しやすいことも明らかになっており、口腔ケアがメタボの予防にもつながのです!!

 

 

Colgate OPTIC WHITE 海外の歯磨き粉

投稿日:2019.5.30 | カテゴリー:ジェムブログ, スタッフ日記

 

こんにちは!ジェム矯正歯科 歯科衛生士の菊地です(^^)☀

 

最近の日中は春を通り越して真夏のような日が続いていますね!
急な気温の変化にやられたのか、風邪にかかってしまい絶賛鼻声です(;O;)
皆様もお気を付けくださいね(>_<)!!

 

 

少し前に海外に行く機会があり、毎回恒例またまた海外の歯磨き粉を購入したのでそちらをご紹介致します😊

1年ほど前にもご紹介した『colgate』という歯磨き粉のホワイトニングシリーズのものを買ってみました!!

前回の記事はコチラ

 

 

 

OPTIC WHITEのシリーズには4種類あるようで、、

ハイインパクトホワイト(目に見える白さを求める人に)
エクスプレスホワイト(3日以内に白くする)
ラスティングホワイト(白さをキープする)
トゥースペースト(普段使いの歯磨き粉)

 

私はハイインパクトを購入しました!完全に名前に惹かれました(笑)

 

 

 

 

気になる使用感ですが、日本の歯磨き粉では感じないような刺激感といいますか、独特の辛みがあります。

大人の方でも苦手な方がいそうなくらいの刺激感です💦

リステリンに少し味が似ているような、、?

磨いた後はとてもすっきりし爽快感が感じられ、歯がツルツルします。

 

 

 

日本の歯磨き粉でもホワイトニング効果を謳っている歯磨き粉はたくさんありますが、
実は日本で市販されている歯磨き粉には、プラーク(汚れ)やステイン(着色)を除去して表面を綺麗にする効果はありますが、ホワイトニングの様に歯を白くすることはできません。

 

ホワイトニングでは、薬剤の主成分の過酸化水素や過酸化尿素を使用し、有機性着色物(汚れ・着色)を分解して無色化し、漂白効果を発揮します。

ホワイトニング=漂白が出来てこそ、歯が白くなるのです!

 

しかし、日本の歯磨き粉にはこの漂白効果を発揮できる過酸化物が配合されていないため、歯の色自体を白くすることはできません。

 

 

日本は薬事法が厳しく、今もそれが適応されているからです。

欧米諸国では、「ホワイトニング成分は適量で適切に歯磨き粉として調合されたものを使用すれば安全に白い歯にできる」という事が100年以上のホワイトニング治療の歴史により認められているので、市販でも過酸化尿素などのホワイトニング成分が入った歯磨き粉が販売されています。

 

 

アメリカで市販されているホワイトニング歯磨き粉には、日本の薬事法では認められていない「過酸化水素」という漂白成分が含まれています。

だからこそ、使い続けると日本で手に入るものとは違って、少しずつ白い歯になるのですが、エナメル質が厚い欧米人向けに作られているため、
刺激が強いことや、日本の法律上許可されていない=日本では安全性が認められていないということになります。。

使用の際は自己責任でお願いします😭

 

 

 

矯正治療中の痛み 歯が動くメカニズム 

投稿日:2019.4.23 | カテゴリー:スタッフ日記

こんにちは!
日本橋人形町ジェム矯正歯科の歯科衛生士 作野です(*’▽’)

 

矯正治療を始める際に患者様が不安に感じていることで、よく聞かれるのが治療中の痛みについてです。

私も矯正治療中は痛みに悩まされました(^^;)

 

矯正治療がスタートし装置がつくと痛みがでる可能性があり、痛みの種類には2種類あります。

 

歯が動く痛みと装置と頬や唇がこすれる痛みです。

 

歯が動く痛みの原因は、歯が動く仕組みに関係しています。

歯が動くと痛みがでるメカニズムをこちらのYouTubeで説明しております。
是非参考にしてみてください。

https://youtu.be/9Kru2iRF69s

 

矯正治療は、このような骨の代謝機能を利用して歯を移動します。

緩やかな力を加えることで骨の代謝を促すため、矯正には時間がかかるのです。

 

代謝機能により、歯は1ヵ月で約0.3ミリ移動することができます。

 

また、歯が動くときにつながったままの血管や神経が引き伸ばされて、血行が悪くなります。

すると血管内に老廃物がたまって、一時的にジンジンとしびれるような痛みが生じる場合があります。

血の流れがよくなると老廃物も流れていくので、痛みは治まります。

 

歯の動く痛みは調整後、約5~6時間後に発生し、約2~3日後をピークに1週間程かけてだんだん痛みは治まります。

一度痛みが治まれば基本的に次回の調整日まで痛みが生じることはありません。

また、調整を繰り返すと痛みにも慣れてきますので、矯正治療が進むと初期のような痛みもなくなる方がほとんどです。

 

歯の動く痛みは、むし歯の痛みのようなキーンとした痛みではなく、圧迫されてむず痒いような痛みです。

もし、痛みが我慢できない場合は、鎮痛剤を服用してください☆