メスマウス 薬物と歯 

投稿日:2019.11.21 | カテゴリー:スタッフ日記

 

 

こんにちは!ジェム矯正歯科 歯科衛生士の菊地です(*^_^*)❁

今年も残すところあと一か月ですね😲
この前まで夏だったな~と思えばあっという間すぎて驚きます💦

 

 

今年は芸能人の薬物のニュースが多かったように感じます。。

薬物=危険・怖い等いろんなイメージがあるかと思います。

薬物は一度使用したらやめられなくなったり、うつ状態になるなど様々な悪影響を及ぼしますが、
体だけでなく口腔内にも大きな悪影響を及ぼします。

薬物を乱用している人の口腔内の症状を『メスマウス』と言います。

 

覚醒剤は歯を溶かす強い酸性でできています。
この酸性の不純物が、歯肉や歯の表面を腐食し、炎症を起こします。

また覚醒剤の薬理作用による唾液分泌抑制現象と口渇(口腔内乾燥)のため、歯周保護作用が失われます。

唾液には口腔内を酸性から中性にする緩衝作用やプラーク等を洗い流す自浄作用があり、口腔内を守る役割を担っています。

他にも唾液には様々なパワーがありますが、これについては作野さんが以前に取り上げていますのでコチラへ!

 

薬物乱用者は食欲がなくなりますが不意に甘いものが欲しくなったりします。
そして甘いものが余計においしく感じることが多く、喉が乾きやすいため、コーラなど甘い飲料をガブ飲みする傾向があります。
こうした糖分の多い炭酸飲料も虫歯の原因となります。

抑うつ状態から生活も乱れ、歯磨きをする習慣がなくなり、口腔は不衛生な状態が続きます。

また薬物がきれてきて禁断症状を起こすと強い歯ぎしりを起こします。
これはとても強い力がかかるため歯の摩耗、亀裂を誘発します。よって噛み合わせが崩壊してしまいます。

こうした負の連鎖から歯がボロボロになってしまうのです😱

身も心も壊してしまう薬物です。興味本位でも絶対にいけません。

 

薬物 ダメゼッタイ🙅!!