口腔ケアを行いコロナの感染と重症化を予防

投稿日:2020.7.30 | カテゴリー:スタッフ日記

こんにちは!
ジェム矯正歯科の歯科衛生士 作野です🌻

 

7月ももうすぐ終わるというのに梅雨明けがまだ発表されませんね💦
ジメジメ湿気のこの時期が苦手で夏が大好きなわたしにとって、
梅雨が長引くのは本当につらいです(;^_^A

 

 

コロナのニュースが日々流れており感染者数も多く心配な状態が続いていますね。

 

コロナ対策には口腔ケアがとても大切であり、
歯周病だとコロナに感染しやすいというのはご存知でしょうか?

 

成人の約8割がかかっているといわれる歯周病ですが、
歯周病の方はコロナウイルスに感染するリスクが高くなるそうです。

 

コロナウイルスは、飛沫感染や接触感染、最近では空気感染でもうつると言われています。

感染者の飛沫と一緒にコロナウイルスが放出され、
そのウイルスを口や鼻などから吸い込むことで感染します。

 

また、ウイルスが手に付着し、その手で口や鼻を触るなどすると、粘膜から感染する可能性があります。

 

しかし、ウイルスが口の中に入ってきたからといって、誰もが感染するわけではありません。

 

ウイルスは喉にある特定の場所から侵入するのですが、ここは通常、糖タンパクにより守られています。

 

口の中に歯周病菌が増えると、歯周病菌が作り出すタンパク質分解酵素のプロテアーゼが増え、
このプロテアーゼが口の中の粘膜を破壊してしまいます。

 

口の中の粘膜は、ウイルスが体内に入る前の最初の防御壁になるため、
プロテアーゼで粘膜が破壊されてしまうと、ウイルスが容易に吸着し体内へ侵入しやすくなってしまうのです。

 

つまり、口の中に歯周病菌が増えて、プロテアーゼが粘膜を破壊してしまうと、
少量のウイルスでも感染してしまう可能性が高くなってしまうわけです。

 

また、プロテアーゼを肺に誤嚥してしまうと、肺の肺胞と呼ばれる組織が破壊されてしまい、肺炎になるリスクが高くなるため、
さらにコロナウイルスに感染するリスクが高くなってしまうのです。

 

コロナウイルスに感染しても、軽症や無症状で済む方が多いなか、糖尿病などの持病がある方が重症化する傾向があり、
歯周病の方は、コロナウイルスが重症化するリスクが高くなります。

 

コロナウイルスに感染すると肺の免疫力が低下し、ウイルス性の肺炎を起こします。

 

すると、ウイルス性肺炎により、肺の肺胞がダメージを受けます。

 

この状況になると通常は無害の細菌でも、ダメージを受けた肺胞が感染して、細菌性肺炎を起こしやすい状態になります。

 

そして口の中の歯周病菌やむし歯菌などの細菌が肺に入ると、コロナウイルスによる肺炎に加え、
口の中の細菌による肺炎を起こしてしまいます。

 

つまり、コロナウイルスによるウイルス性肺炎、そして歯周病菌やむし歯菌などによる細菌性肺炎が同時に起こり、
全身にウイルスが撒き散らされ、肺炎が重症化してしまうのです。

 

そのため、口の中を歯周病やむし歯などがない健康な状態に保つ事は、
コロナウイルスの感染を防ぐだけでなく感染した場合でも、重症化を抑えられる可能性が高くなるのです。

 

矯正治療中は通常時よりも口腔内の細菌が多くなっています。

今まで以上に歯磨きを丁寧に行い歯周病やむし歯を防ぎ、コロナ対策を行いましょう!

ジェムNEWS 2020年7月号

投稿日:2020.7.21 | カテゴリー:お知らせ

ジェムNEWS 2020年7月号 №52

発行:日本橋人形町ジェム矯正歯科 DH菊地

 

治療お疲れ様です★

梅雨が明けるといよいよ夏本番です!マスクをしていると喉が渇いたと体が認識しづらくなるそうで

脱水に例年以上に注意しましょう(>_<)こまめな水分補給が必須です!!

 

 

今月のTOPIC~矯正中のフロス

 

矯正治療中は汚れ(食べかす・歯垢・歯石)が溜まりやすくなります。

中でも歯と歯の間は歯ブラシが届きにくいため、歯ブラシだけでは汚れを取りきることが困難です。

そのためフロスや歯間ブラシの併用が必須になります。

 

【フロスの使用方法】

フロスを40㎝ほど出します。両手の中指に巻き付けて人差し指と親指でつまみます。

これがフロスの基本的な持ち方です。

 

ブラケットが付いていない場合はそのまま歯と歯の間へスライドさせ、

歯茎の下1~2㎜程度入れ、隠れている汚れを掻き出します。

 

【表側にブラケットが付いている場合】

ワイヤーの下にフロスをくぐらせます。その後は上記と同じで歯と歯の間に

のこぎりのようにスライドさせ入れていき、歯茎の下の汚れを掻き出します。

 

<表側>

             

 

 

【裏側にブラケットが付いている場合】

通常の糸巻きタイプのフロスでは通すのが困難なため、スレッダーのついている

スーパーフロス等を使用しましょう。スレッダーを表側から歯と歯の間に入れて、

あとは同様にフロスをスライドさせ、汚れを掻き出します。

 

<裏側>

 

 

‐日曜診療のご案内‐

8月23日・9月13日・10月18日

9:30~13:00

 

ジェムNEWS 2020年6月号

投稿日:2020.6.30 | カテゴリー:お知らせ

ジェムNEWS 2020年6月号 №51

発行:日本橋人形町ジェム矯正歯科 DH作野

 

治療お疲れさまです🐌

心地よい春の風を感じる季節のあとはジメジメ湿気のいや~な季節がやってきますね😢💦
マスクも息苦しくなってきましたが、自分と周りの人のために気を緩めず過ごしていきましょう!!

 

 

今月のTOPIC~後戻り

 

長期間の矯正治療が終了し、きれいな歯並びになった喜びは計り知れません。

しかし、矯正治療後、歯は最初とは違う位置にあるため、歯は元の位置に戻ろうとします。

これを「後戻り」と言います。歯と歯は骨の中で弾性のある線維でつながっており、治療後の歯は移動したことにより、引き伸ばされた線維が元の位置に戻ろうとします。

 

また、歯の周りの骨が溶けたり新しくできたりして歯が動きます。

このため、歯を動かした後の歯の周りの骨は不安定な状態です。

新しい位置で歯の位置や線維、骨を安定させなければいけません。

 

そのために使用するのが「リテーナー(保定装置)」です。

リテーナーは、歯の周りの骨がしっかりとしまり、繊維が新しい歯の位置になじむまで、歯を押さえ後戻りを防ぎます。

また、歯並びが悪くなる原因は遺伝的なものと環境的なものがあり、
環境的な原因は改善する必要があります。

唇を咬む癖、舌を出す癖、爪咬み、頬杖などの癖です。

歯並びが悪くなった原因に癖が関係している場合、矯正治療後もその癖があると後戻りしやすくなります。

意識してこのような習癖を改善していくことで後戻りも少なくできます。

長期間にわたり治療を続け、やっと手に入れたきれいな歯並びを後戻りさせないために、
維持する方法を習慣にできるように頑張りましょう!!

 

 

‐日曜診療のご案内‐

7月19日・8月23日・9月13日

9:30~13:00

 

虫歯のセルフチェック

投稿日:2020.6.1 | カテゴリー:スタッフ日記

こんにちは!ジェム矯正歯科 歯科衛生士の菊地です😊🌼

東京でも緊急事態宣言が解除され、新しい生活様式として元通りにはいかずとも行動の制限が少しずつ解かれ始めてきました。外食が恋しい今日この頃です😭

 

当院でも手洗い、手指消毒、常時換気、空気清浄機の使用等ウイルス対策を行っておりますが、

引き続き気を抜かず対策していきたいと思います。

 

 

自粛期間で歯科医院へ行くのを自粛していた方も多いかと思います。

定期的な検診やクリーニングで虫歯、歯周病を防ぐことが大切ですが、毎日のセルフケアも大切です✨

 

 

常日頃から自身の歯の状態をよく観察してみましょう!

 

まず歯の表面にプラーク(歯垢)が付着してないかよく見てください。

歯と歯茎の境目にネバネバと溜まっている白いものがプラークです。これを取り除かずに放っておくと虫歯の原因となります。

歯もプラークと同じく白いので一見わかりづらいですが、よく鏡で観察してみると歯と歯茎の境目に見られます。
これは発見の前の予防ですが、丁寧なブラッシングで取り除きましょう!

 

次に虫歯の初期状態です。初期むし歯では歯の表面が白く濁って光沢を失っていることがよくあります。

 

この状態のことを「脱灰(だっかい)」といいます。脱灰したからとすぐに虫歯になるのではなく、

脱灰⇔再石灰化が繰り返し起きます。

 

唾液には、溶け出したカルシウムイオンやリン酸イオンを、再び歯に戻して結晶化し、修復する働きがあるためです。
これを「再石灰化」といいます。 脱灰の量が少ない初期ムシ歯では、再石灰化によって治すことができる場合もあります。

 

しかし、再石灰化されず脱灰の状態を放置しておくと、徐々に初期の虫歯へと変化していきます😓

またその状態からさらに進むと白色から、茶色や黒褐色に変化していきます。

この状態になると治療をしなければ治りませんのでなるべく進行する前に歯科医院を受診しましょう。

 

次に歯と歯の間です。デンタルフロスを使ったときに、フロスが切れたり、ほつれがでたりするようなところがあれば要注意です。
これはむし歯になると、歯が削れてザラつきはじめるためで、早めに診察を受けましょう。
他にも繊維質の食物を食べると歯と歯との間に詰まる、冷たいもの、熱いものが歯にしみる、といった状態になったら、虫歯を疑いましょう。

 

 

自分自身のセルフチェックと、歯科医院での定期健診で健康な口腔内を保ちましょうね(*^▽^*)💛

 

 

ジェムNEWS 2020年5月号

投稿日:2020.5.25 | カテゴリー:お知らせ

ジェムNEWS 2020年5月号 №50

発行:日本橋人形町ジェム矯正歯科 DH菊地

 

治療お疲れ様でした🌼自粛期間が続いており、ネガティブになりがち

ですが、もう少し皆様で辛抱して早く通常通りの生活も戻れるよう

踏ん張りましょう!終息したら何をしたいですか(*^^*)?

 

 

今月のTOPIC~歯の外傷

転んだり、ぶつかってしまったりして歯を怪我してしまったというお話をたまに耳にします。

お子様に多いように感じますが、成人でも4人に1人の方が歯の怪我を経験したことがあるという

調査結果もあるようです😲!

歯がぐらついたり、かけてしまったり、抜けてしまったりしても落ち着いて正しい対応を取り、

早急に歯科医院を受診すればもとに近いかたちで歯を残すことができる可能性が高くなります。

歯が抜けたときは、抜けた歯を探して正しく処置し、

時間をおかずに歯医者さんに持ち込むのがもっとも良い方法といえます。

そのときの重要なポイントは、歯の根元にあり、歯と骨をつなぐ役目をする

歯根膜」という軟らかい組織を傷つけないようにすることです。

歯根膜は乾燥に弱く、とてもデリケートな組織ですので、歯の根元は触らないようにしましょう。

 

学校などには専用の保存液が準備されていますが

ない場合は以下の液体でも代用がききます。

 

専用保存液➔約24時間

牛乳(できれば無・低脂肪牛乳)➔約6時間

口の中(ほっぺの内側、舌の下)➔約1時間

生理食塩水➔約1時間

水道水➔30分以内

 

上記の時間が目安になりますが、なるべく早急に歯科医院を受診してください。

 

 

 

‐日曜診療のご案内‐

6月21日・7月19日・8月23日

9:30~13:00