矯正治療後も歯は動く ~見えない裏側矯正 東京~

投稿日:2013.6.25 | カテゴリー:スタッフ日記, 矯正歯科

長期間の矯正治療が終了し、装置が外れきれいな歯並びを手に入れた喜びは計り知れません。しかし、油断は禁物です。歯は矯正治療終了後も動いてしまうのです。

 

治療後、歯は最初とは違う位置にあるため、歯は少なからず元の位置に戻ろうとします。これを後戻りと言います。

 

歯と歯は骨の中で非常に弾性のある線維でつながっているため、ある特定の歯だけを動かした場合でも、その歯の隣の歯も一緒に動きます。治療後の歯は最初とは違う位置に移動したことにより、引き伸ばされた線維は少なからず元の位置に戻ろうとします。また、歯の移動は歯の周りの骨が溶けたり、新しくできたりして起こります。このため、歯の移動が終了した後の歯の周りの骨は不安定な状態です。

 

正常な新しい位置で歯の位置や線維、骨を安定させなければいけません。そのために矯正治療後に使用するのがリテーナー(保定装置)です。リテーナーは、歯の周りの骨がしっかりとしまり、つながった繊維の形が新しい歯の位置になじむまで、歯を押さえ後戻りを防ぎます。

 

他にも、後戻りする原因があります。歯並びが悪い人の歯は、歪もうと思って並んでしまったわけではありません。何らかの原因があったため歯並びが悪くなってしまったのです。原因には遺伝的なものと環境的なものがあります。環境的な原因を改善する必要があります。それは唇を咬む癖、舌を出す癖、爪咬み、頬杖などの習癖です。歯並びが悪くなった原因に習癖が関係している場合、矯正治療後もその習癖があると後戻りしやすくなります。意識してこのような習癖を改善していくことで後戻りも少なくできます。

 

長期間にわたり治療を続け、やっと手に入れたきれいな歯並びを後戻りさせないために、維持する方法を習慣にできるように頑張りましょう。

 

 

 

日本橋gem矯正歯科 DH 作野

 

 

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