歯周病ケア 歯石

投稿日:2012.5.21 | カテゴリー:gem予防プロジェクト 歯周病

こんにちは、gem矯正歯科DHの白川です☆
今朝の金環日食は、とても感動しました!!
曇りだったのにも関わらず、ハッキリと観察できて本当にラッキーでした♪
この日食のような奇跡が、皆様にも訪れますように・・・☆

そんな週明けの月曜日。本日の1枚はこちら☟

これは、下の前歯の写真です。

よ~く見てみると・・・

前歯の裏側に歯石が!!

歯の色と似ているので、わかりにくいかもしれませんが、歯茎側に大量の歯石が付いています。

「歯医者さんで歯石取ってもらった」や「歯石が溜まってきた気がする」など、歯石という言葉を耳にする機会は多いと思いますが、歯石とは一体、何者??

そして、なぜ、歯石を取らなければいけないの?

ということで、本日は「歯石」についてご紹介致します。

★歯石とは??
歯に付着したプラーク(歯垢)が石灰化したものです。
お口の中には、たくさんの細菌が存在します。その細菌や細菌の代謝物の集まりがプラーク(歯垢)として、歯に付着しています。
歯石は、唾液などに含まれる、カルシウムやリン酸が、プラーク内にリン酸カルシウムの結晶を形成することで起こります。
プラークの付着後、2~14日頃からその内部で局所的に石灰化が始まり、放置するとさらに厚く硬くなっていきます。
上の写真のように、歯茎の上にできる歯石(白っぽい)と歯茎の中にできる歯石(黒っぽい)があります。

★なぜ、歯石を取らなければならないのか?
歯石そのものが、直接、歯や歯茎の病気を引き起こすことはありません。
しかし、歯石は多孔質で、その中には無数の微生物が生息しています。
また、表面にプラークが付着しているため、むし歯や歯周病を引き起こす原因となってしまいます。
そのため、むし歯や歯周病の予防・治療には、歯石を取る必要があります

もう一つ重要なことは、裏側矯正の装置の場合、歯石が装置についてしまうと、歯が動きにくくなってしまいます

歯石の原因はプラークなんですね
歯石を付きにくくするためには、まず、プラークを少なくすることを意識してみましょう。

次回は、歯石が付きやすい下の前歯の裏側のプラークコントロールについてご紹介致します。