口腔癌 

投稿日:2019.2.22 | カテゴリー:スタッフ日記

こんにちは!
日本橋人形町ジェム矯正歯科の歯科衛生士 作野です(*’ω’*)

 

 

だんだんと暖かい日が増えてきましたね!(^^)!
先日お昼休みに日本橋三越に行ったら松任谷由実さんの「春よ来い」をパイプオルガンで演奏していました♪
冬が嫌いなので春が近づいてとても嬉しいです!!

 

 

堀ちえみさんが口腔がんであることを公表されましたね。

 

口腔癌は全ての癌の中での割合は、約2~3%のまれな癌です。
早期で治療すれば約80%が治るとされ、約60%が完治に期待できるとされています。
口腔癌で亡くなる人は、1年で約7500人です。
女性より男性に多く、年齢では40歳~60歳に多く見られますが、最近では20~30歳代の若い人にも増えています。

 

口腔癌は、口腔内にできる癌の総称であり、発生する場所によって名称がわけられています。
舌癌、歯肉癌、口腔底癌、頬粘膜癌、硬口蓋癌、口唇癌などがあります。
この中でも日本で最も多いのが舌にできる舌癌であり、口腔癌の約60%を占めています。
口腔癌は顎の下や首のリンパ節へ転移しやすく、特に舌にはたくさんのリンパ節があるため、舌癌が見つかるとすでにリンパ節へ転移しているということが多いです。

堀ちえみさんもこのケースだったようですね。

 

口腔癌発生の最大の原因は、たばことお酒です。

 

たばこにはニコチンやタールなど多数の発癌性物質が含まれており、口腔癌だけでなく様々な癌の原因になります。
特に、若いうちから長期間にわたって喫煙している方は口腔癌の危険度がとても高くなります。
禁煙によって発癌性物質の摂取をやめることで、口腔がん発症の危険性や死亡率は減少します。
また、たばことお酒を同時に摂取すると、たばこの発癌性物質をお酒が溶かし口腔内に吸収しやすくしてしまい、口腔癌の発生率は更に高くなります。

 

舌に刺激を与えることも原因となります。
合わない入れ歯や詰め物、尖った歯、歯並びが悪く傾いた歯にいつも舌が当たる、いつも同じ歯で舌を噛んでしまう、など口腔内の粘膜に慢性的な刺激がある場合も口腔癌の原因になると指摘されています。

 

口腔がんの予防法として、まずはたばことお酒を控えることです。

そして、口腔内をいつも清潔に保ち、粘膜に慢性的な刺激を与えないようにしましょう。

また、口の中は自分で簡単にチェックできるため、何か異常がないかセルフチェックを行いましょう。
発見が遅れると命に関わることはもちろん、もし一命をとりとめたとしても機能障害で術後の生活に大きな悪影響を与えてしまいます。

 

予防と早期発見が大切です!!