裏側矯正 期間について 歯科矯正 年齢制限

投稿日:2012.11.9 | カテゴリー:裏側矯正

裏側矯正 期間について

 裏側矯正だと歯の裏側の構造が複雑だったり、見づらかったりすることで担当医や係り付けの矯正歯科の技術、テクニックと熟練さが必要になってきます。裏側矯正の期間も患者さんによって様々ですが通常のワイヤーを使う矯正治療で平均的に2~3年程度とお考え下さい。また抜歯が必要のない場合は1年半~2年程度で、抜歯を必要とし尚且つ歯の状況的に難しい場合は3年以上を必要とすることもあります。一昔前までは裏側矯正だと通常の表側よりも期間が長引くなどと言われていましたが、先程も述べたように矯正治療の技術、テクニックと熟練さが伴っている矯正歯科医であれば、通常の表側の歯科矯正とほぼ同じ治療期間で矯正することが可能です。なので何度か矯正歯科に足を運びカウンセリングを受けて病院選びは慎重に行って下さい。

また矯正治療中は1~2ヶ月に1度、ワイヤー調整のために来院する必要があります。毎日つけている装置ですので食事をしたり、日々歯が動くことでワイヤーも弱ってきます。ワイヤーの交換は非常に大事なことなので欠かさず定期的に交換してもらって下さい。

歯科矯正 年齢制限 

また大人の方からのよくある質問なのですが、歯科矯正の年齢制限を聞かれることがあります。皆さん勘違いされがちなのですが歯はいくつになっても動きますので歯科矯正に年齢制限はありません。実際に60歳代で矯正治療をされている方もいらっしゃいます。ただ、40を過ぎると骨代謝が悪くなり歯が動きにくくなってくるのは事実です。歯だけではなく歯茎も加齢とともに弱ってきてしまうので歯科矯正がしづらくなることもあるかと思います。また一般的に歯が動くと痛みを伴いますがその痛みも加齢とともに強いこともあり、年配の方だと矯正治療を行うことで歯や歯茎の老化を早めてしまうことも否定はできませんので少しでも早いうちに矯正治療を行うに越したことはありませんが、年配の方でお悩みの方は歯や歯茎の状態によって多少のリスクがあるかもわかりませんので、歯列をキレイにすることでどれほど自分にプラスになるかを考えて1度矯正歯科でカウンセリングを受けて矯正歯科医に相談してみて下さい。

    

矯正治療 長引く原因

また万年のアレルギー性鼻炎をお持ちの方や口呼吸が習慣になってしまっている方は、口周りの筋肉が弱かったり、歯肉炎の原因になったりもします。口周りの筋肉のバランスが悪いと不正咬合にもなりやすくなります。これらは矯正治療にも大きく関わってくることでこれが習慣化してしまっていて改善されていない場合、矯正治療期間が長引く原因にもなりますので悪い習慣は早めに必ず改善させるよう心がけて下さい。これは裏側矯正だけではなく通常の矯正でも言えることです。

      

また今まで舌の位置が悪く自然に舌で前歯に触れてしまい、無意識のうちに歯が前に押しだされて出っ歯などの原因を作ってしまっていた方なども裏側矯正を行うことで、歯の裏側に装置が装着されるため舌が正しい位置を覚えるというメリットもあります。

今、挙げた期間もあくまで平均的なお話であり患者さんお1人お1人歯や歯茎の状態は違うので詳しい期間は矯正歯科でカウンセリング、検査を行って聞いてみて下さい。