歯周病の進行

投稿日:2012.7.20 | カテゴリー:gem予防プロジェクト 歯周病

こんにちは、gem矯正歯科DHの白川です★
本日は、歯周病の進行についてご紹介致します!!

歯周病を放置していると・・・

歯茎が腫れ、出血する歯肉炎。
この歯肉炎は、歯周病の一つで、初期の段階です。
この歯肉炎を放置していると、気付いた頃には歯周病が進行してしまっていることも。
また、放置してしまうと、全身に悪影響を及ぼす可能性があります。
例えば、重度の歯周病を放置したまま妊娠すると、早産や低体重児出産のリスクが高くなることがあります。
これは、歯周病菌が血液を介して羊水に入り込み羊水や羊膜を破壊しようとするためです。
他にも、糖尿病や脳梗塞、心臓病になるリスクが高くなるとも報告されています。

歯周病の進行

軽度の歯周病(歯肉炎)

・歯垢や歯石が歯の周りに溜まってきます
・歯茎が赤く腫れはじめます
・歯磨きをすると歯茎から血が出ることがあります
 
ポケットが3mm以内で、歯槽骨の破壊(歯の根を支えている骨が溶けている)が起こっていない状態の場合は、ほとんどが完治します。
歯肉炎では、プラークや少量の歯石がたまり歯茎に炎症が起こり、赤く腫れたり出血したりします。
 細菌の進入は歯肉部で止まっています。

中等度の歯周病

・歯と歯茎の隙間が広がってきます
・口臭が気になりだします
・歯茎がより一層赤く腫れてきます
・歯がグラグラしてきます
 
歯周ポケットが4mm~7mmで、骨の破壊(歯の根を支えている骨が溶けている)が起こっている状態。
歯や根っこには、多量の歯垢や歯石が付着しています。
歯肉炎に比べ、歯茎の腫れ・出血・膿が出る事があります。
歯が前後左右に揺れだします。
歯茎が赤っぽく炎症を起こし後退しています。
細菌の歯周組織への進入が進み、骨が溶けてしまいます。

重度の歯周病
 
・歯肉が真っ赤もしくは赤紫色になり、出血することがあります
・膿がでることがあります
・痛くて物が噛めないようになってきます
・歯のぐらつきがひどくなり、抜けてしまうことがあります
 
ポケットが6mm~8mm以上で、歯槽骨の破壊がかなり進んでいる状態です。
重度歯周病では、歯や根っこには多量の歯垢や歯石が付着し、歯周組織の破壊が相当に進んでいます。
支えを失った歯は、前後左右に揺れるばかりではなく、上下にも揺れます。
そのため、噛むと痛くて物が噛めないようになってしまいます。
細菌の歯周組織への進入が更に進み、骨が溶け歯茎の後退が著しく、歯がグラグラの状態になっています。

 

歯周病が進行しないよう、歯肉炎の段階で対処すること

また、歯周病にならないよう予防することが大切です★