歯に良い食事

投稿日:2012.8.29 | カテゴリー:gem予防プロジェクト 歯周病

こんにちは、gem矯正歯科DHの白川です☆

前回もご紹介しましたように、私たちのお口の健康と食生活は大きく関係しています。
平成17年の厚生労働省の調査によると、小中学生の約4割が歯肉炎という結果も出ています。
今や歯周病は、大人だけの問題だけでなく、子供にも及んでいるのです。
その背景として、現代の食生活が問題視されています。
さらに、むし歯や歯周病だけでなく、食生活は顎の発達や歯並びにも大きく関係しているのです。
そんな本日は、歯に良い食事についてご紹介致します。

「歯に良い」とは??
多くの方は、「歯に良い」と聞くと、カルシウムをイメージされるかと思います。
歯を作る素となるカルシウムが多い食品は、「歯を強くする」働きがあります。
このように、「歯に良いこと」を大まかに分類すると以下のようになります。

 

歯を強くする
歯を強くする食品は、歯を作る素になり、石灰化を助ける小魚・牛乳・チーズ・ひ
じき等のカルシウムが多い食品や、カルシウム代謝を助けるビタミンD が多い椎茸、
エナメル質を強化するビタミンAが含まれる人参・卵・わかめ、象牙質に良いビタミ
ンCが豊富なレモン・ホウレン草・キャベツなどがあげられます。

 

顎の発達を助ける
顎の発達のためには、噛みごたえのあるゴボウ・するめ・かたまり肉等の食品をし
っかり咀嚼(そしゃく=噛む)して食べることです。噛むことは、顎の発達に有効なだけでなく、
①消化を助ける
②唾液の分泌がよくなる
③脳の働きを活発にする
④食べ過ぎを防ぐ等の効能があります。
また、適度な食べ物の固さや歯ごたえは、歯周組織や顎を動かす筋肉を刺激して血行を良くするため、歯に良い食品といえます。

歯の表面をきれいにしたり、唾液の分泌を促す効果がある
清掃性食品(せいそうせいしょくひん)と言われる食品のことです。食物繊維が多く、
噛むことで歯の表面をきれいにするゴボウ・レタス・セロリ等や、唾液の分泌を促す酸味のある食品です。

このように、「歯に良い」は、大きく分けて3つに分類され、この3つを考慮した食事は、歯に良い食事と言えます。
次回は、歯に良い食事メニューをご紹介致します。