歯肉炎

投稿日:2012.6.6 | カテゴリー:gem予防プロジェクト 歯周病

こんにちは、gem矯正歯科DHの白川です。

梅雨入りが迫っているかのような、どんよりした空模様ですね。
湿度が高いこの時期は、除湿機が大活躍。
溜まったお水を捨てるのが、毎日の楽しみになっています♪

そんな本日は、こちらの写真をご紹介致します☟

赤く腫れた歯肉

触るとブヨブヨしています

形は、丸っぽく厚みを持って膨らんでいます

歯磨きなどの軽い刺激でも出血しやすい・・・

歯肉炎です!!

そもそも、なぜ歯茎は腫れてしまうのでしょうか。

歯周病は、プラーク(歯垢)が原因で起こる病気と言われています。
お口の中の細菌の塊=プラーク(歯垢)が歯周病の発症や進行に最も関係しています。
歯磨きが悪かったり、生活習慣が乱れているとプラークが増殖し、歯茎の中に侵入した細菌によって、歯の周りの組織が破壊されてしまいます。

しかし、私達の体は、細菌の侵入を防いだり、細菌と戦うための力=免疫力が備わっているため、細菌と戦い、打ち勝つことができます。
例えば、風邪などの病気も同じで、風邪のウイルスと体が戦ってくれることで、風邪が発症しても、安静にしていれば自然に回復します。
風邪をひいた時、熱や鼻水、せきなど様々な症状が出るのと同じで、細菌と体が戦っているため歯茎が腫れるという症状が現れます。

この戦いは、日々繰り広げられているのですが、細菌の力免疫力のバランスが崩れた時に、発症します。

細菌の力がいくら強くても、免疫力がそれよりも強ければ発病しませんが、逆に、細菌の力が弱くても、免疫力がそれ以上に弱ければ発病してしまいます。

このように、歯肉炎は、体が戦ってくれている状態で、歯茎の場所で留まってくれている段階です。
ただ、この戦闘が長引いてしまうと、戦場がどんどん破壊され、修復不可能な状態になってしまいます。これが、歯周炎です。

歯周病の発症や進行に最も関係しているのは、プラークですが、プラークだけでなく、細菌と戦うための力=免疫力もとても重要なポイントです。

次回は、歯周病に関係する様々な原因についてご紹介致します。