裏側矯正の種類
話しやすい、食べやすい、歯ブラシがしやすい
右側はカーツ、左側はSTbとなっております。装置がかなり小さくなり話しやすい、食べやすい、歯ブラシがしやすいことが特徴です。ブラケットの大きさが従来の 裏側矯正装置の約半分の大きさで、全体的に丸みを帯びたデザインであるため、今までに問題となっていた、話しにくい、食べにくいなどの障害が大幅に軽減され、ブラッシングもしやすく改善されています。小臼歯部のフックも改良されました。
*カーツの装置の装着写真があることで、何年も前から裏側矯正を行っていた目安になります。また、裏側矯正は、東京を中心に行われており、地方では、まったく行われいません。経歴が地方の場合は、ほぼ裏側矯正の経験がない場合が多い。
超小型 最新装置 STb
裏側矯正STbは、超小型のブラケットを使用しているため、話しやすく・食べやすく・歯磨きがしやすくなりました。ワイヤーの力も弱いので痛みも軽減するなど、これまでの不快な制約を解消した見えない裏側矯正装置です。
1. 見えない
歯の裏側に装置を装着する裏側矯正(舌側矯正)だから見えない。審美的な矯正歯科治療法の第1の特長です。
2. 違和感の軽減
非常に小さく薄い矯正装置ですので話しやすく食べやすくなりました。また、丸みを帯びたデザインにより、歯ブラシがしやすく舌感が快適になりました。
インコグニート(incognito)の特徴
先進のCAD/CAMテクノロジーを駆使して、個人に合わせたカスタムメイドのブラケット、ワイヤーが出来上がります。 裏側装置及びワイヤーは、ドイツの(TOP-Service社)の技工所で個別化して設計、製作を行います。
認定されたドクターに限ってインコグニートのシステムを使用できます。
今までの裏側装置(STb等)と比較して、各個人に合わせて薄く装置を製作できます。
裏側装置の快適性が向上します。そして、さらに装置の精度が高まり、治療成績が向上します。
裏側矯正の種類
裏側矯正装置種類 カーツ STb インコグニート クリッピーL ハーモニー STb改良
ハーフリンガル 装着例 / 上:裏側 下:表側セラミック
ハーフリンガル 装着例 / 上:裏側 下:表側 セラミック ホワイトワイヤー
成人 治療例
裏側装置のメリット
裏側矯正には様々なメリットがあります。 ・誰にも気付かれず他人の視線を気にしないで矯正治療ができる:裏側矯正は歯の裏側に装置をつけるため、外側からは見えず周囲から気付かれることなく治療が出来ます。接客業の方など、人と接する仕事で人目を気にされる方におすすめです。 ・むし歯になりにくい:表側矯正では、装置の装着部分がうまく歯磨きできず、むし歯になるリスクが高くなります。しかし、歯の裏側は表側よりもエナメル質(歯の表面の1番硬い層)が3倍も厚く、細菌の出す酸に強いのです。また、歯の裏側には常に唾液が循環しており、唾液の殺菌作用によりむし歯菌が増殖しにくくなります。以上の理由から、表側よりも裏側に装置をつけた方がむし歯になりにくいのです。 ・前歯が引っ込みやすい:裏側矯正では、歯の裏側から力を加えるために奥歯が前に動きにくく、前歯をきちんと後ろに移動させることができ、前歯が引っ込みやすくなります。歯が前に出ているいわゆる出っ歯の方で、なるべく前歯を引っ込めたい場合には裏側矯正の方が効果的です。 ・舌癖の防止、矯正後の後戻りのリスクが軽減:出っ歯の方の多くは、舌で前歯を押す癖があります。この癖が直らないと、矯正後また前歯は元に戻ってしまいます。歯の裏側に装置をつけることで、装置が舌癖の防止にもつながり、矯正後の後戻りのリスクが減少します。 メリットばかりではありません。もちろんデメリットもあります。 ・違和感があり、発音がしにくい 装置が舌にあたり違和感を覚える方がいらっしゃいます。また、装置が裏側について いることにより、舌を歯の裏側に当てて発音しにくくなり、「さ・た・ら行」に影響 が出ることがあります。しかし、どちらも次第に慣れて普通に発音できるようになりま す。 ・費用が高い 表側矯正に比べ費用が若干高くなります。歯の裏側は複雑な形状をしており、患者様 ひとりひとりに合わせた装置、つまりオーダメイドで作成する必要があります。また、 裏側に装置を取りつけるために特殊な作業を要するなど、高度な技術と時間を要するた め費用が高くなってしまいます。 ・歯磨きがしづらい 裏側に装置がついていることで見えないため、歯磨きがしづらいと感じる方もいらっしゃいます。 裏側矯正とは、一般的に舌側矯正やリンガルといわれます。”矯正装置を歯の裏側につける” 治療方法のことです。そのため、まわりの人に気づかれることなく治療を行うことができます。 接客業や仕事の関係で、目立つ矯正治療ができない方などにお勧めな治療方法です。 しかし、裏側矯正は表側の方法より、技術的な難易度が高いため、しっかりとした技術をもった矯正専門の歯科医院を選ぶ必要があります。
Kurz
◇以前は、装置がかなり大きく、患者さん負担や違和感がかなりありました。
STb
◇STbの出現により装置は、かなり小さくなりました。
裏からの治療は、違和感や発音等が大きな問題点の一つでした。しかし、STbができ、、違和感と発音等の障害がある程度改善されました。
インコグニート
◇さらに、インコグニートの出現により、厚みが薄くなりました。
STbより違和感と発音等の障害が改善されました。古い順では、kauz STb インコグニートの順になります。
裏側治療の利点・欠点
裏側からの方法の利点
- 装置が見えません。
- 歯の裏側につけますので、目立つことなく治療ができます。
「矯正をしたいけどあの装置が目立つのがちょっと」とか、職業的に表側の治療ができないなどという人には、裏側矯正が最適です。装置が外側からは見えませんので、他人に気づかれずに歯並びを治すことができます。 - 治療中に虫歯になりにくい。
- 唾液が循環することで虫歯には表側の装置に比べてなりにくいとされています。しかし、歯ブラシはしかっりやらないと虫歯になります。 特に歯茎と装置の境めは、十分にケアしていきましょう!
- 前歯がさがりやすくなる。
- 矯正治療では、歯を抜いてスペースを作り、そのスペース分だけ前歯を後ろに移動させるという方法を取ることがあります。この場合、奥歯と前歯をひっぱっり あって移動させます。ところが、表側の矯正では前歯が後ろに移動しないで、奥歯が逆に引っ張られて前に移動してしまうことがあります。裏側矯正では、装置 が固定源となる奥歯を動きにくくするので、前歯をきちんと後ろに移動させることができ、前歯が引っ込みやすくなります。
- 舌癖防止になり、矯正後の後戻りのリスクが減ります。
- 開咬、出っ歯、上下顎前突のケースでは、舌が前方に出る癖があるため、矯正治療後も後戻りしてしまう可能性があります。歯の裏側に矯正装置が付いていると 治療中に矯正装置自体が舌癖防止装置の役割も果たすこともあり、矯正治療中に舌の癖も矯正され、装置を外した後の後戻りのリスクが減らすことが出来ます。
裏側治療の欠点
- 装置が舌に触れるため、違和感を感じ最初の内はあたって痛い場合がある。
- 裏側装置が舌にあたってはじめのうち、発音がしづらくなる。
- 歯磨きがしづらい。
- 歯の裏側は表側より歯磨きがしにくいものです。矯正装置を装着すると、普段の歯磨きと違い磨き難さを感じる場合もある。 虫歯にならないために歯科医師、歯科衛生士に正しいの歯磨き仕方を習い、日頃の歯磨きを欠かさず行いましょう。
- 表側の矯正より料金が高い。
- 舌側(裏側)矯正治療では表側の矯正治療に比べて費用がかかります。通常、表側に矯正治療より 1.5 倍の費用が掛かります。理由としては、歯の裏側は凸凹で形が複雑なために、表側矯正の装置を使うことができず、患者さんひとりひとりに合わせた装置をつくる必要があるからなのです。つまり、オーダーメイドのブラケットをつくることが必要で特殊な作業が必要であること。また、歯の裏側は見づらいので、歯を動かすために用いるワイヤーの調節に手間と時間がかかり、高度な技術が必要となることがある。
裏側矯正を希望する場合、「見えない矯正」というのが他とは比べ物にならない、最大のメリットになると思います。他人の目を気にせず歯並びを改善し、明るく素敵な笑顔を手に入れてみませんか?